2014/04/15

ローマ帝国の配下で君はまゆげをなくした

「ローマ」と言ったら思い浮かぶ曲は、シロップの回送です。
この歌詞、意味わかんないけど。


ローマ2日目。
着いたときはもう夜だったから景色がよくわかんなかったけど、
街並みは同じヨーロッパでもロンドンとは違いました。
遺跡とともに現代の生活があるかんじ?
もちろん、光の差し方も違います。
トラムの椅子は優しくない(笑)固い。

お家からちょっと行くと、こんなかんじのがいっぱいある。
この塀の中からはほんとにローマ市内だよっていう意味の塀らしい。

3日以上いる人にはお得というローマパス。
美術館や博物館、2つの施設に入れる+全ての乗り物に乗れる券。
電車はダメだけど、トラムとバスは実際タダ乗りみたいなものだったけどな!笑
それもまた、ロンドンとは違う点。


最初に降り立ったのは…コロッセオ!!!!
イタリアと言ったらこれだと思っていた。
教科書で見たやつが目の前に!!
まさか、自分の目でこれが見れる日が来るなんて思ってもなかった!

ローマパス持ってると並ばずに入れます。
普通にチケット買おうとすると2時間くらい並ぶんじゃないか…。
もちろん、一緒に行ったおはるさんは持ってないので、ここからは私1人行動@コロッセオ



これ見て、HYDEのJESUS CHRISTが頭に流れていた(笑)




日本語!!

2000年くらいずーっとあるところに、現代の私がいるってすごく不思議。
ローマ帝国とか、教科書の中の話だけど、ほんとに存在してたんだね。笑

それにしても、一体どうやって作ったんだろうねー。
全部、石でできてるのに。
サクッと綺麗に割れてるのは、ここから石を切り取って他の建造物に使ったからなんだってー。
(私は爆撃かなにかで破壊されたものだと思っていた…笑)
切り取って使うにしても、運ぶの大変だろうに。
きっとそれはローマ帝国が支配下に置いていた奴隷たちの仕事だったに違いない。


合流。
おはるさん、ローマの大学にて観光学を専攻しているので、オーディオガイドしてくれました!笑
ほんとに、めっちゃくちゃいろいろ教えてくれたんだけど、私の頭が追いつきませんでした…。
ローマ帝国を作ったのは誰かとか、高校1年生の世界史で習ったような…。
ま、私、日本史選択だったし!笑


次は、ローマにいくつかある(7つだっけ?)重要な丘、フォロロマーノに行きました。
コロッセオのすぐそこだけど。

ちょっとしたトンネルをくぐったら、ものすっごい広大な庭に出ました。


コロッセオが一望できます。

バックにコロッセオが入ったら、自撮りの超天才だったのに…笑



ロンドンとは全く違う街並み。
色が「イタリア」ってかんじよね。


道路も石畳。
車の走る音が、石の上を走る音で独特。


うどんみたいなパスタとパニーニでランチ!

ここでご飯食べてたら、叫び声とドッカーンっていう音がして、ちょっと見に行ったら、足引きずってる人がいた(笑)
イタリア、恐ろしや。
しかし、車を運転する人はロンドンよりローマのが優しい。
ロンドンでは歩行者優先なんて考え、全くない。



お店もいろいろ見てまわりました。
ある服屋さんでのお話。
おしゃれな服がたくさんあって、たまに手に取って見てたのですが、
店員さん同士で何かを話してて、もちろんそれはイタリア語だから私は雑音にしか聞こえてなくて、
おはるさんと店員さんが何かをしゃべって、店員さんがこっち見てニコッとしたから、なんだったんだろうと思ってきいたら、
店員さんはイタリア語で、「あいつらは日本人だから何もしないよ」って言ってたよって。
で、店員さんはまさかイタリア語がわかるお客さんだとは思ってなかったから、
こっちを見てニコッてしたんだよって。
いやー、イタリア!!
私はイタリア語わかってないから、店員さんがニコッてしてくれたくらいにしか思ってなかったけど、
実際にはそんな話がされていたなんて…。
だからイタリア語わかりたくないって人もいるらしい。

薄々感じてはいたし、話には聞いてたけど、イタリア人はアジア人をすごく下に見ているなって。
外から来た人に対して冷たい印象。
それは日本も同じか。
イギリス、特にロンドンは多民族だからいろんな国の人を見かけるし、外から来た人に対して冷たいって思ったことはなかったけど、イタリアは別でした。
フランスもドイツも親日だけど、なぜかイタリアだけはそうならないらしい…。
これで、なぜラルクやVAMPSがイタリアではライブしないのかが分かりました!笑
イタリアで日本文化を浸透させるのは無理だわ!


でも、ローマ三越はありましたけどね。
(ロンドン三越は今、改装中)
でも働いてる人はほとんど中国人なんだとか。
電車のアナウンスも中国語が流れるようになったんだとか。


おはるさんは大学の授業があったので、ローマの大学に潜入!


授業の前に、ちょっと休憩。
オレンジジュースなま絞り!


そして授業にも潜入した!笑
椅子が全員分ないというのに、私は椅子に座った!
あーなんか懐かしいわ、こういうのってかんじでした。
もちろんイタリア語だから何もわからなかったけど(笑)
教室の中がものすごい暑くて、いかん!このままじゃ寝ちゃう!床に座ってる人たくさんいるのに…
ってことで、メモ取ってみました!笑
cittaって街って意味だっけ?
観光学の授業のくせに、文字ばっかのスライドで写真が一切ない。
ちょっとおしゃべり声が聞こえると、先生は話すのやめてじっとそちらを見る(笑)
ホワイトボードに写るスライドを、書き写すんじゃなくて、みんな写真に撮ってた!

大学でも、留学生に対する接し方は日本と同じかんじかな。
私が行ってた大学でも中国韓国からの留学生いたけど、やっぱりなんか距離があった。
大学から留学して、そこで友達作るってめっちゃ大変だなと思った。
その分、語学学校は小さい団体だし、なんとなくの仲間意識もあるけど、
大学は取ってる授業もバラバラだし、もっと個人意識強い。


そんな授業も無事終わったので、学校近くのお店でお買い物。
ヴィンテージショップがいっぱい。
(ロンドンにもたくさんあるんだろうけど、私知らない…)
ポンドからユーロに両替したんだけど、安いのか高いのかわけわからん。
25ポンド(約4300円)だったら買わないけど、
25ユーロ(約3500円)だったらからヨーロッパに来て、初めてカバンを買った!笑
ユーロがとても安く感じた…。


ここがかの有名なスペイン階段!
オードリーヘップバーンがアイス食べてたとこでしょ!笑


ここに行くまでにジプシーに遭遇しました。
私がイタリア行く2週間前に、弟が卒業旅行でイタリアに来てたときに、
弟の友達が電車の中でジプシーに財布を盗られそうになったのを、おはるさんたちが助けてくれたという話を聞いていて、ジプシーには用心!!!と思っていたのです。
ジプシーと言ったら、おばさんかと思っていたけど(思い浮かぶのはミッシェルガンエレファントのジプシーサンディー笑)、
小学生・中学生くらいの女の子で、電車の中でラジコン走らせてて、
明らかに観光客の私をすごいジロジロ見ていました。
うわ!話に聞いてたジプシーだ!!!と思いました。
私たちが電車降りたら、彼女たちも降りたみたいで、走って階段のぼりました。
いやー!!!
少女と呼べるかんじの子がジプシーであることも衝撃だったし、
盗ったお金で今日のご飯を買うのかもしれないし、なにも盗れなかったら殴られるかもしれない。
財布を盗る練習をさせるっていう動画もあるらしく、この1日でイタリアのイメージが大きく変わりました。
服屋さんでの話もジプシーも、イタリアといったらおおらかでゆったりとしてるイメージだったのが、
実際には奪い合いで殺伐とした都市だったのかと思いました。
もちろん観光するには見所もたくさんあるし、すごく素敵な場所だけど、ちょっと気を抜いたらすぐやられる。
気をつけていなければ自分の身を守れない。
日本とは本当に違う国でした。



おはるさんがよく行くというレストランに連れてってもらいました!
アマトリチャーナってパスタ。
麺が空洞になってて、長いマカロニみたい!
そして、学校のクラスメイト(イタリア人)がローマ行ったらこれ食べるといいよって教えてくれたフィオリディズッカ!
かぼちゃだっけ?の花とチーズを合わせてフライにしたもの。
花を食べるなんて!と思ったけど、塩味が効いてておいしかった!

おはるさんは、イタリアという国、ローマという都市についていろいろ教えてくれました。
イタリアには怖い人がたくさんいるみたいに書いてしまったけど、もちろん良い人もたくさんいした。
レストランのおじさん、すごく良い人だったけど、良い人ほど報われない。
それはどこの国もそうか。
イタリアで生きていくことの大変さ。
それを聞いて、同じクラスにいるイタリア人たちはどういう気持ちで英語を勉強しに来てるんだろうと思った。
イタリアには仕事がないから、イギリスで働くためには英語を勉強しなきゃいけない。
すごく深刻な問題なのかもしれない。

海外生活をするってことでロンドンかローマかで言ったら、初心者向きなのはロンドンだな。
ローマは上級者向きでした。


おはるさんは、これがあるからローマにいるって言ってました。
私にとってのビッグベンみたいなかんじか。
パンテオンっていうところ。




ワインで乾杯!


お昼はあんなに人がたくさんいたのに、夜になるとほとんど誰もいなくなる。
真夜中のほうが悪い人たちいないみたい。
でも旅行者は、夜は危ないって外に出ないんだって。
私も、今回はおはるさんが案内してくれたから夜に外出れたけど、普通に旅行で来てたら絶対、夜に外出れなかったと思う。
たくさんある遺跡も、昼に見るのと夜に見るのとでは違った印象。

お家に帰ったのは午前2時過ぎとか?
イタリアの真の姿を知った1日だったのでした。


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