2014/04/20

Jesus Christ,I believe you

イタリア最終日。

昨日とは打って変わって、天気予報は雷雨。
朝方ほんとにめっちゃ雷なってました。
今日も眠たいけど、ちゃんと起きました。

昨日はなんちゃってブリティッシュの朝ご飯だったので、今日はローマ風朝ご飯。
ローマの人はあんま朝ご飯食べないんだとか?
テイクアウトできるカフェみたいなとこで、クロワッサンとカプチーノです。
食べながら、サンピエトロ大聖堂に向かいました。

観光客いっぱいなので、みんなについていけば着きます。
行く途中もチケットの勧誘やお土産の売り子を断りながら無視しながら行かなきゃなので大変です。
「ニーハオ」って言われるし。
ジャパニーズじゃ!ボケ!


着いた。



ほんとのバチカン市国にはキリスト教徒?しか入れないみたいですが、
一般公開されてるところにはパスポートなしで自由に入れます。
中学生のときに、先生が「世界でいちばん小さい国はどこだ?」って言ってて、
そのときに初めてバチカン市国という存在を知ったんだけど、
半径1キロもないんだよって言われて、えー家から学校までの間に国が一個あるんだーって思った記憶があります。
それから15年後くらいに、まさかほんとに来れるとは思っていなかった。

そんなバチカンからお手紙が出せます。

せっかくだから記念に出してみました。
自分あてにね!笑
なんてバカな選択…
数日後にちゃんと届いたんだけど、そのときになって、ヨウさんに出せばよかった!と気付いたのです。
(自分が受け取るから消印も見れるし、今までの感謝の気持ちを込めればよかった…しかも考古学者だし)
手に持ってるポストカードの裏側は私のメモ書きみたいなもんです。


このサイケデリックな色の制服着た人は、スイスのめちゃくちゃエリートの人しかなれないらしい。



中に入るのにセキュリティチェックがありました。
ノースリーブでは入っちゃだめだし、帽子もかぶっちゃだめ。
でもターバンしてる人は居たぞ。
ターバンする人って違う宗教?でももとは全部キリストなんだっけ??
この日は一日、おはるさんがリアルオーディオガイドしてくれました。
知識の幅広さに脱帽です…。

マリア様がキリストを抱いてる像。
誰かが石を投げたせいで、鼻が欠けてしまったそう。
キリストって、親よりも先に死んでしまった親不孝者か。



ここの地下には、歴代のローマ教皇が眠っているお墓があります。
教会の地下には必ず誰かが眠っていると思うと怖くなるね。
魔法の力?で死んでから腐ってない遺体もありました。
特別な力があるから、そうなったって信じられてるらしい。
さすがに写真は撮れませんでした。こわくて。




この日こそ、ほんとにJESUS CHRISTの日でしたなー。
キリスト教徒でもないのに、HYDEはよくあんな歌詞が書けたものよと思ってました(笑)
無宗教だからこそ来れる場所なのかもしれないと思いました。
もちろん中には信者しか入れないエリアもありました。
キリスト教徒だったらどんなことを思うのだろうか。


続きまして、その隣にあるバチカン美術館へ。
これはほんとにめちゃくちゃ並んだ。
ローマ教皇が権力の限り集めた宗教画の数々。
キリストがはりつけにされてる絵とか。
実際にその場面を見て描いたかのようだけど、そんなわけないじゃんね。





描かれてる人、ひとりひとりに意味があるんだって。
ポーズや目線でなにかを表してるんだとか。
作者自身が登場してる作品もあるんだってさー。
壁一面の絵とか、ほんとどうやって描いたんだろう。
絵の具も充分になかっただろうに。
絵の具を作るところから始めるんだよね?
いやー、気が遠くなりますな。


美術館自体がいくつかのエリアに分かれてて、現代美術もありました。
最後の目玉はシスティーナ礼拝堂。
ローマ教皇を決める選挙をする、すんごーく神聖な場所なんだって。
全員の意見が最後の一人になるまで選挙し続けるんだってさ。
カトリックの男性であれば誰でもなれるらしいけど、東洋人にはなったことない。

礼拝堂内はもちろん撮影禁止です。
薄暗くて、あんまりしゃべっちゃダメ。
天井にものすごい有名な絵が描かれてるから、みんな上見てたね。
美術の教科書級の絵ですよ。
オーディオガイドはこの礼拝堂だけで1時間くらいあるらしい…。

これは美術品じゃないけど、これが見たかったのだ!
螺旋階段。
見た事ないけど、うずまきっていうホラー映画思い出すわ(笑)


ローマ教皇って歴史上の人物じゃないの?なんて思ってた私に、いろーんなこと教えてくれた、おはるさんには感謝してもしきれません。
あまりにも自分が歴史を知らなすぎて、バチカンに感動するのは早かったです。
歴史を知ってたら、作品ひとつひとつのことを知ってたら、また違ったんだろうな。
「日本史選択だったし」なんて言い訳通用しませんわ(笑)
ムッソリーニとか、そういや居た居た、そんなの居たわってかんじだし…。
知ってるのと知らないのとでは大きく違うね。
今回の旅は、無知の知でした。知らないという事を知った!



私の飛行機の時間に合わせて、ちょっと早めの夜ご飯。
といっても19時くらいですが。
イタリアでは夜ご飯は22時くらいらしいです。
たしかに、外が明るすぎて時間の感覚がおかしくなる。
18時だけど16時くらいの明るさ。

もういいやと思って写真撮らなかったけど、最後の晩餐はカルボナーラにしました。
ローマの伝統的な料理らしい。
クリームたっぷりではなくて、固めなかんじでした。
このとき初めてアーティチョーク食べたんだけど、あれは植物食べてるようにしか見えんかった…笑
お前はもっとヨーロッパの文化を勉強してこい!と。笑
でもやっぱりご飯は日本のご飯が美味しいよね…笑
もちろんイタリアも美味しいけど、ディープなものになると躊躇いが…。


おはるさんとアメデオさん、空港まで来てくれました。
ほんとにお世話になりっぱなしでした。
ご飯も、ここが美味しいとか、全部調べてくれて…。
しかも数週間前には弟もお世話になっている。
姉弟揃ってお世話になりまくった…。
空港でのお別れって、なんか特別なものがありますわ。
「ヨーロッパで会おうね」って言ってたのが現実になったんだもん。
それだけで充分ですよ。

お家に帰るまでがイタリア旅行なんでね。
まだまだ気は抜けません。
行きのときのような失敗はしないように、ロンドンの空港からはちゃんとバスを予約しました!
しかもそのチケットをアメデオさんが印刷して来てくれた。
あぁなんとお礼言ったらよいか…。

バイバーイってして、手荷物検査だったんですが、早速ひっかかる。
爪切りがひっかかった模様…。
なにも言わずに勝手に荷物開けられて、私がハテナ顔してると、係の人が「大丈夫?」って。
大丈夫?って聞きたいのはこっちじゃ!

次、パスポート見せるところで「husbandはいるか」って聞かれて、何回もNo!って言ってるのに何回も聞かれた。
なんなの?私の聞き間違えかな?

知らなかったんだけど、搭乗口まで行くのに電車乗らなきゃいけないのね。
着いたら着いたで「早くして!」ってかんじで急かされ。
たしかに私がいちばん最後だったかも。

同じ過ちは繰り返しませぬ、今度はチケットに席番号書いてあるもんね!
荷物を棚に乗せるとき、隣の男の人が「手伝いましょうか?」って言ってくれた。
あぁ優しい。

今回の旅行は、事前にるるぶとか見てしっかり予習していったわけではなかったし、
現地の生活に近い感じで滞在したので、
イタリアが想像よりも怖いところに感じていたのです。
だから、帰れる安心感がちょっとありました。
まさか自分がイギリスに「帰る」って言える日が来るなんて…。
へんなかんじ。
私にとってイギリスはずっと憧れてた国だし、やっぱりイギリスで暮らすほうがいいなって思いました。
イタリアに住みたいとは思えなかったなぁ。
でもミラノとかベネチアはまた雰囲気が違うらしいから、行ってみたいな。

飛行機の中で、ふと目が覚めて外見たら、星が目の前にあったの!
見上げずに星が見えたのは初めてでびっくり。
そういえば、今まで夜に窓側の席に座ったことなかった。

やっぱり、帰り早いの法則はどこでも当てはまるようで、帰りはあっという間でした。
着陸したときの安心感!
「帰って来た」と思えた。
しかも単語も読めるし!それがデカい。
イタリアに入るときはなにも要らなかったけど、イギリスに入るときは入国カードが要る。
今回の入国ゲートは2ヶ月前と違って、すんなり行けました。
学校にも行ってたし、働いてたしね。

なじみのスーパーやカフェが。

でも、私の問題はここからで、治安の悪いと言われてるBrixtonに真夜中に帰るという。
空港からのバスは、乗る時間によって値段が違ったので、いちばん安い時間帯のやつにしました。
午前1時30分とか。
バス停の場所だけ先に確認しておこうと行ってみたら、
運転手のおじさんが来て「これに乗るの?」って。
乗るけど、まだ時間じゃないし、あー英語でなんて言えばいいんだろって思って、チケット見せたら、「乗っていいよ」って。
しかも助手席に。
今日は忙しくないから乗せてあげるよって!
ラッキー!イギリスなんか優しい!笑

どっから来たの?とか話して、アーモンドとか飴とか食べていいよってくれました。
話してるうちに、あぁこの人イギリスの人じゃないわって思って、どっから来たか聞いたら、アルバニアだって。
日本人のことが大好きらしい。
英語の練習にもなるし、もっと仲良くなりたいからって連絡先までくれちゃった。
目的地に着いたら、なんかよくわからんこと言ってるし、最後I love youって投げキスまでいただいた。
あぁこわい。

イタリアではコートなんか要らんかったのに、イギリスはコート必須!
バスを2回乗り継いで、決して2階のは乗らないように、いつもの見慣れたところに帰ってこれました!
午前3時くらい。
ローマの恐ろしさに比べたら、Brixtonなんて全然恐くなかった(笑)


それぞれに暮らしやすい国があるのだなーなんて思った旅行でした。
ヨーロッパ初級編がイギリスで、上級編がイタリアだな!笑


£1=172.05円
ブログランキング・にほんブログ村へ

0 件のコメント:

コメントを投稿